授業現場を散歩する。

対話する授業を求めて・・

小学校の先生に向け授業づくりのヒントを紹介します。


「正方形の性質」算数2年  やっと挙手発言できた。!補助発問で補う。


スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)


授業TCは参考例です。実態やアイデアを加えオリジナルの授業を! 


    *学習指導要領算数科

 

2年生になり三角形と四角形の弁別 直角 長方形 と学習してきた。今日は正方形の意味・性質を学習する日だ。

ポイントは長方形で確かめたように構成要素に着目すること。

 操作活動をして正方形を考える授業のTCを考察しよう。

 

 導入

T:   この形はなんという名前でしたか?

C:   長方形です。

T:   長方形はどんな特徴がありましたか?

C:   長方形は4つの直角があります。

C:   向かい合った辺の長さが同じです。

 

  板書 

長方形

    1. 4つの角が直角

    2. 向かい合った辺の長さがひとしい。

 

 T:   長方形は四角形の中でも特別な四角形ですよね。  今日は特別スペシャルな四角形を勉強します。  名前は正方形(せいほうけい)と言います。

  板書

「正方形」

自力解決 

T:  今日のめあては

「正方形のひみつをしらべよう」

 です。

 

そして全員に1辺10センチの折り紙を配る。

   C   つぶやき:ましかく!

      せいほーけいはましかくのことだ・・・

T:   これが正方形です。正方形にしかない特徴を調べて見ましょう。そして気づいたことをノートに書きましょう。

 自力解決の時間だが質問が多いのでそれを伝えることとなる。

  T:  「ひとしい」というのは「同じ」という意味ね。折り紙を折ったりしてもいいしはかってもいいです。折り紙は何が特別スペシャルなのか長方形よりスペシャルなところを考えます。

 子どもたちは折り紙を折りだした。多くの子がノートに「4つの角は直角」と書く。

 問題は「辺」だ。長方形を学習した時子どもたちはこのように長方形を作っていった。

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そのことが頭にあるからか・・こんな風に折っていた。

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これでは答えに結びつかない。

集団解決

 T:  正方形の秘密がわかった人はいますか?

C:   長方形と同じで4つの角が直角です。

T: なるほど。4つの角は直角でいいですか?

C全員:   いいです!

 

T:  角だけでいいですか?

C:  形がきれい

C:  ましかくな形

C:  横と上の辺の長さが同じ

T:  どうやって確かめますか?

C:   はかったら全部10センチでした。

T:  折ってわかった人いますか?

挙手がない・・  C1ひとりが挙手した。

T:  前で折って見てください。

C1は先生の大判の折り紙を黒板から外しこうやって折りましたと折って見せた。

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T:  どことどこが同じですか?

C:   ???

 T:  この折り方だとどことどこが同じ?

 するとわかった!とC2が前に出てきて折った正方形を広げて指差す。

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C2:   こことここです。

するともう1人C3が挙手。

C3:    カブトができます!

 

みんなが笑った。

T:  カブト?カブトは形のことでしょ?形ではなくて今辺のことを言っているよ。

C3:   カブトができるのが正方形でカブトができないのが長方形。

C3は前に出てきて三角に折り それを自分の頭の上に乗せた。

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みんなが笑った。

Cつぶやき:えー?カブトだー

      どういうこと??

 

 先生は最後に長い説明をした。

T:  C3さんは形がカブトみたいって言ってるけど形ではなくて・・・C2さんが言ってくれた辺の長さを見ないとわかりません。折り紙を渡したからカブト折りたくなっちゃったかな?・・・ 

  特別スペシャルな四角形には2つの特徴があります。

 1つは4つが全て直角。これは長方形と同じ。

 もう一つは4つの辺も全て同じ長さ・・ということです。

 C2さんが話してくれたように向かい合う辺がぴったり重なるし三角におれば

 この辺とこの辺が一緒だから 結局・・全部辺の長さが同じってことになりますね。

 ・・・・・このようにどんな四角形かなって考えた時形ではなく辺とか直角とかを調べれば長方形か正方形かそれ以外かがわかります。

 

この後、板書をノートに写して終了する。

 

【授業改善例】

 導入では「辺」と「角」についてしっかりおさえよう。

 また自力解決の前に丁寧に指示をしたい。

 

・折ってもいいですか。 

・ものさしではかってもいいですか。

・長方形と違うところですか。 

・長方形と同じです。角は直角で向かい合ったところが同じ長さでした。

・「ひとしい」ってなんですか。

 

このように多くの子が質問し個別支援に追われた。

 

 また最後に先生が全て説明してしまわないように補助発問をし子どもの考えをつなげてまとめていく様にしたい。

 

 C1は辺を重ねたというつもりはないのか・・確かめる必要があった。

 C2の・・辺という構成要素に着目した点と

C3の・・隣同士の辺を重ねた点とをミックスさせれば

正方形のとなり合う辺は全て同じすなわち「全ての辺の長さが同じ」につながる。

 

C3は形にとらわれてはいるが今まで誰もしなかった折り方をして見せた。それは隣同士の辺がピタッと重なりそうに見えたからだ。そしたら重なった!すごい!そう思ったはずだ。

 

ピタッとカブトのように重なった正方形は重ならない長方形と違って特別スペシャルだという意味のことを言っている。こういう風に説明不足な場合は全員にたずねることにしよう。

 T:  このカブトはどの辺とどこの辺が重なっているの?・・と

 そうしたらみんな一斉に三角に折りはじめどの辺とどの辺が重なっているかわかりなるほどー!と喜んだはずだ。

授業は難しい。

先生がんばれ!

明日も元気で。

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